魔女と呼ばれた少女

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2013.04.10 『魔女と呼ばれた少女』シネマート新宿ではいよいよ4月19日(金)まで!お急ぎください!!

2013.03.31 トークイベント情報

 3月28日(木) 18:50の回終了後 鈴木宗男(新党大地党首)、ムルアカ(国際政治評論家)
 聞き手 武村貴世子
※敬称略
無事終了いたしました。
以下抜粋です。
S)鈴木宗男 
M)ムルアカ 
●映画『魔女と呼ばれた少女』をご覧になってどのように感じられましたか?
S)なんていうかね、あってはならんことだと思いましたね。
M)実際にコンゴで撮影されているということでしたが、場所はゴマというあたりだと思 います。自分の故郷のことですので、どうしても観ていて身が入りました。3月はコン ゴでは女性の月だとされています。弱者である女性を大事にしようという月なのです。

●鈴木さんは日本の政治家の中でいち早く、アフリカ支援をされた方でしたが、その頃と比べて、今のアフリカはどうなったとお感じですか?
S)かれこれ20年以上前だね。アフリカという土地の貧しさをなんとかせねばいかんと思 ったのは。というのは、アフリカというのは貧しいが、資源が豊富にある。あれを日 本の協力でその土地の人が潤うようにしてやれば、日本にとってもプラス、向こうに とってもプラスだと思ってやったわけだが、私がパージされて、今日本の誰もアフリ カを見ようとしない。そんなことをしているから、今中国が協力ではなく、あの土地 の資源を搾取して現地の人には何にも残さない様になってると思うね。ジョン(ムル アカさん)は、アフリカをなんとかせねばと思っているときに、サンコンが紹介して くれたんだよ。
M)鈴木代表がケニアなど、自立できるよう援助してくださった。国のお金を使う前に、 まず自腹で学校などを建ててくれたり教育の大事さを教えてくれました。ダムも、日 本のみなさんのおかげで作られ、ケニアには電気が賄えるようになったのです。

●90年代のルワンダ紛争の影響が今もこの映画には残ってます。
S)ルワンダ紛争の最中、ほんとうに子どもたちは虫のように簡単に死んでいった。もっと 私達がなんとか仕事を作ったり、まず教育を受けさせるような体制にしてやっていれ ば、この映画に出てくるような子どもを兵士にするなんてことを止められたかもしれ ないと思う時がある。
M)ルワンダから逃げてきた人たちは、主に自分たち以外の種族以外を殺してやろうとい う荒々しい人たちだった。彼らが来て、コンゴは非常に荒れてしまった。

●最後にこの映画をご覧になる方へのメッセージをお願いします。
S)日本にいるとアフリカは遠い。しかし遠いからといって、この映画で描かれているこ とは現実に起きていることです。日本人が、国際的英雄になれるのは、地球上ではも はやアフリカでしかないと思っている。一人一人がこの映画にでてくる子どもたちの 痛ましさをなんとかしたいと思うのは、人として当然の感情だが、支援ではなくあく まで協力関係を築くことが大切だ。
M)鈴木代表がアフリカを去ってから、いろんな国がアフリカを搾取している。他の国は 援助をしているように見せているだけだが、彼らは得をしてもアフリカの問題は何も 解決しないでしょう。6月にTICAD会議がありますが、なぜあの会議が日本で行われ るのか皆さんに考えてもらいたいです。

ありがとうございました。
 シネマート新宿にて

2013.03.20 トークイベント情報

②3月22日(金) 渡部陽一(戦場カメラマン)リサ・シャノン(国際NGO代表)
※敬称略
無事終了しました。以下イベント抜粋です。
2013年3月22日(金)
『魔女と呼ばれた少女』トークイベント

W)渡部陽一
L)リサ・シャノン
● 司会:末吉里香

●まずは映画のご感想を。
W)ルワンダ紛争が戦場カメラマンの道を決意させました。特に映像。(劇)映画というよりも、ドキュメンタリーの味わいを感じました。出演者も、役者というより現地の生の人々のようで。そして思いました、戦争の犠牲者は、いつも子供たちである、と。
L)映画がリアルであることに驚きました。登場人物は、私が実際に会った大勢の人々そのものです。これは、パワフルに訴えかけてくる映画です。その内容には、一切誇張がありません。私は、コンゴを描いた劇映画を初めてみましたが、コンゴの女性たちは、主人公の少女のように皆無口です。

●コンゴとの出会いについて。
W)学生時代に、狩猟民族に会うためにバックパックの旅をしていたときに、アフリカでは子供たちが泣いていました。でも、日本に帰って言葉で伝えても誰にも信じてもらえません。それで、好きな写真で伝えようと思い立ったのです。アフリカの子どもたちとの出会いが、カメラマンになったきっかけです。
ルワンダ紛争でフツ族、ツチ族が争い、そのルワンダの紛争が隣のコンゴに飛び火したのです。当時、94年前後はコンゴ民主共和国はまだザイールという名の独裁政権国家で、反政府勢力がたくさんありました。
L)私はアメリカのトーク番組、オプラ・ウィンフリーの番組で知りました。コンゴの内乱勃発から8年たった2005年のことです。ショックな話に衝撃を受け、何もわからないままチャリティ・ランのNGOを立ち上げました。ナンラーとしても未熟だったので、まずは8km走るところから始めて、今では毎年参加者が増えています。「知らないということは罪深いこと」と知りました。チャリティ・ランは1500万ドルを集め、9万人のコンゴの女性を救ってきました。

●印象的なエピソードを。
L)大勢あった中から、1人の女性の話をしましょう。彼女は看護師で、ある日暴漢に家に押し入られ、ありったけの120ドルを渡しても「まだ出せ」と脅され、夫を殴られました。それでも「これ以上出せるお金がない」と懇願したのですが、結局片足の膝から下を切断され、火の中に投げ込まれてしまった。その足を食べろと言われた9歳の息子はそれを断り、銃殺されてしまったのです。彼女は、私がコンゴで開催したチャリティ・ランに義足で参加し、1kmしか走れなかった。でも彼女は「それでも片足の私が1km走れたのを見たら、大勢が自分にも何かできると思ってくれるはず」と言ったのです。

●我々日本人に、何ができるでしょうか。
W)今日なお、中東はシリア、アフリカはスーダンで同じ問題が続いています。この映画にはメッセージがあります。「戦争の犠牲になるのは、いつも子供たちである」。14歳の少女が兵士にさせられているのです。
L)1人の人間ができることは、とても大きい。それを忘れないでください。


シネマート新宿にて

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2013.03.07 トークイベント情報

①3月9日(土) 15:50の回終了後 アグネス・チャン氏 聞き手 武村貴世子氏
②3月22日(金) 渡部陽一氏(戦場カメラマン)リサ・シャノン氏(国際NGO代表) 
②は時間未定 シネマート新宿にて

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2013.02.08 『魔女と呼ばれた少女』特別観賞券(1,500円)発売中! 劇場窓口では公開記念ポストカード付。

2013.02.01 『魔女と呼ばれた少女』のチケットがメイジャーで販売されています。

https://www.major-j.com/cinema_information.php?id=20130126013